養護学校でのミズゴケ増殖活動2022.7.4

環福連携

今年で4年目になる星置養護学校でのミズゴケ増殖活動、今年度の第一回目は、流れ落ちてしまった泥炭の補修を行いました。

 めったに触らないぐちょぐちょした泥炭は最初恐る恐るですが、慣れてくると上手に押しつけて貼り付けられます。

 泥炭の上には、またミズゴケが伸びていけます。

 そうして盛り上がるように成長したミズゴケは、石狩川自然再生事業で幌向湿原のあった夕張川河川敷の幌向再生地に植えていきます。

 ミズゴケの育成にはとても長い時間と工夫と、今日のようなメンテナンスが必要で、取り組んでいただけて本当に嬉しいです。是非皆で植えに行きたいので、そこは私たちが骨を折らねばならないですね。

 ミズゴケ育成フロート(4つの孔にミズゴケの束を挿して育てている)を見て廻り、雑草(白樺なんかも生えてます💦)抜きしていると、2つモウセンゴケ(湿地の食虫植物❗️)も見つけました。泥炭(幌向再生地で採取)から発芽したんですね、嬉しいです。

また「ミズゴケ」は高層湿原に欠かせない生物であるとともに、園芸資材としても代用の利かないもので、乾燥ミズゴケは普通に売ってますよね。しかしカナダは数年前に輸出禁止となり、ニュージーランドのモノが主になったようですが、今はチリ産や中国産などの混入物の多いものが増えています。国産ミズゴケが出来たら、それは商売にもなると思います。

篠路福移湿原等の保全とともに、湿地再生にも多くの人に関わってもらいながら、大切な自然環境を将来に残していきたいですね。

星置養護学校の先生たちも超多忙な中、毎年関わっていただき、ここまできました。ありがとうございます‼️

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