コミュニティファーム

コンセプト

コミュニティファームには7つの機能や働きがあります。

■人々の心を癒し暮らしに潤いを与える
花や野菜を栽培することで、育てる楽しみ・収穫する楽しみ・食べる楽しみは、心身ともに健康で豊かな暮らしのベースとなります。

■出会いと会話の機会を生み出す
さまざまな人が多様な目的をもって集う場を創ることで、異世代・異分野の交流や協働作業が生まれます。

■近隣の景観・美観を向上させる
新鮮な空気や「都会の中の緑のオアシス」空間を生み出すことで、周辺住環境の質や土地の資産価値が向上します 。

■生涯学習の場となる
高齢者には健康増進や生きがい、子どもには食育・環境学習、弱者には社会参加の機会となり、農作業を通じて誰もが自然や環境、文化を学ぶ「緑の学校」となります。

■地球環境や都市環境の向上に貢献する
生態系の維持保全・都市の温暖化軽減・コンポストによる廃棄物の循環システムなど、大きな社会的役割があります。

■食や農に対する意識が向上する
みずから作物を栽培し食べることは、安全な食や、持続可能な農業への興味関心を高め、スローフードや地産地消などの意識が向上します。

■緑のまちづくりへと発展する
共有の庭づくりを通じて地域愛やまちづくりに対する主体意識が生まれるとともに、さまざまな地域資源が発掘されネットワークされることで誰もが参加できる「緑のまちづくり」へと発展していきます。

プロジェクトの仕組み ~菜縁サポート

NPO法人人まち育てI&Iでは、2010年からコミュニティファームの造成・管理を通じて、地域の「菜縁」づくりを応援しています。
農作業を介して生きがいや癒しの場をつくり、高齢者や障がい者の施設、町内会、子どものグループなど異世代、異分野のネットワークを育てます。

コミュニティファーム一覧

人まち育てI&Iではさまざまなコミュニティファームの造成・運営の支援を行っています。

前田公園

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北ノ沢デイセンター

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丘珠デイサービスセンター

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あけぼのアート&コミュニティセンター

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宮の沢児童会館

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さくらすくすく農園

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新琴似6番通り

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コミュニティファームを始めよう!Q&A

コミュニティファームはどんな場所が向いていますか?

保育園や学校、病院、福祉施設、住宅。どんな場所でもやりたい人がいて、十分な太陽と水はけの良い土があるところなら大丈夫。
施設に庭がなくてもベランダや屋上で、市民農園を利用して、農家の畑を借りて、といろいろな方法があります。日常的な世話を考えると、 できるだけ住まいや活動の場所から近い所が望ましいです。

どんな土でも野菜はつくれますか?

畑や花壇として使用していたところなら、最低20~30センチくらいを植える直前に耕せば大丈夫です。 一般には堆肥や石灰などを入れますが、何が不足しているかわからないときは、そのまま作って様子を見るのも手です。

誰も野菜栽培の経験がありません

初めて畑にする場合は、土壌改良や盛土が必要になってきます。長年植物が育たない状態で、硬く踏み固められているような場所では、 機械を使って耕して空気を入れ、砂利やコンクリート殻のようなものは除去します。 特に、粘土や水位が高くて水はけが悪いところでは、地盤を砕いて黒土や腐葉土を入れ、その土が流れないように溝を作ったり、 石や木を使って縁をつけるとよいでしょう。雑草がうっそうとしていたような土地では、耕してから雑草の根を丁寧に取り除きます。
コンテナやプランターを利用してもいろいろなものが育てられます。夏場の水やりや、栽培後の土の手入れが必要になりますが、好きな場所に移動できるし、あまり腰を曲げずに作業できるというメリットがあります。

無農薬でつくりたいのですが可能ですか?

お店で売っているようなサイズや形の野菜を望まなければ、ほとんどのものが無農薬でも作れます。 ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科は虫が大好きな野菜なので、無農薬でつくるときはネットをかけたり、春先か初秋の涼しくて虫の少ない時期につくることをお奨めします。

最初に失敗したら、すぐあきらめてしまいそうで…

札幌市が実施しているさっぽろ農学校では「入門コース」「専修コース」の2コースがあり、「入門コース」は家庭菜園や市民農園など趣味的な農業を楽しむ方向けのコース、「専修コース」じゃ農業の担い手として就農を目指す方や、農体験リーダーをはじめとする農業応援団として活動する方の育成を目指したコースとなっています。 コミュニティファームを運営するにあたり、スタッフ自らがこのようなコースを受講することで、基礎的な栽培技術を身に付け農園の指導者にあることができるでしょう。 また、申請すれば、コースを修了した農体験リーダーを派遣してもらうことも可能です。
財団法人札幌市公園緑化協会の実施する「さっぽろ緑化園芸学校」では、園芸の知識を身に付けたり、コミュニティガーデンや園芸福祉の考え方などを学んで、花や緑のまちづくりの実践者を育てる通年のコースを開催しています。

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